(Windows 10 の) 終わりが近づいています!
本日、「End Of 10」(endof10.org) を立ち上げ、Windows 10 ユーザーに Linux をお届けします!
2025年10月14日、マイクロソフトは Windows 10 のサポートを終了します。マイクロソフトはシステムのアップデートを提供しなくなりますが、これにより、世界中で推定2億台から4億台のノートパソコンやコンピューターがセキュリティリスクと深刻な環境汚染を引き起こす電子廃棄物に変わることになります。
あなたもそのうちの1人かもしれません。
でも、今使っているパソコンをもう一度速くて安全な状態に戻して、これからも使い続けられたらどうでしょうか?Windows 以外にも選択肢はあります。それは無料で、定期的にアップデートされ、ほとんどすべてのデバイスで動作する OS です。スマートフォンやルーターから、気象予測を行うスーパーコンピューター、さらには火星探査ロボットにまで使われているほどの幅広い対応力を持っています。
そうです、Linux です。Linux は非常に柔軟で適応力が高く、あなたのニーズに合わせて使うことができます。最新のノートパソコンはもちろん、10年から20年前の古いマシンでも快適に動作させることが可能です。
最も安価で最も環境に優しいコンピュータは、あなたがすでに所有しています。
新しいオペレーティングシステムのインストールは難しそうに思えるかもしれませんが、「End Of 10」キャンペーンのコミュニティがしっかりサポートします。世界中のさまざまな町や都市には、あなたを助けてくれる人や場所があり、Linux のインストールを代わりに行ってくれることもあります。こうした支援グループは日々増えており、より多くの人が気軽に相談できる環境が広がっています。
お近くのサポートは我々のウェブサイトでご確認ください:
なぜ今使っているパソコンをそのまま Windows 11 に移行できないのでしょう?
なぜなら、あなたのデバイスが Windows 11 のシステム要件を満たしていない可能性が高いからです。その理由はいくつかありますが、特に疑問視されているのが、「最新のセキュリティモジュール (たとえば TPM 2.0) を備えているにもかかわらず、対象外とされるデバイスが数多く存在する」という点です。技術的に見れば、こうした制限には明確な根拠が乏しく、正当化するのは難しいとされています。実際、多くのユーザーや専門家からは、「これはセキュリティのためというより、買い替えを促すためではないか」といった批判の声も上がっています。
皮肉なことに、10月14日はちょうど「[国際電子ごみデー International E-Waste Day」にあたります。そしてそのすぐ後、10月18日には「国際修理デー (International Repair Day)」が続きます。まるで出来すぎた話のようですが、これは事実です。使えるデバイスを廃棄し、新しいものを買わせようとする流れと、修理や再利用を促す国際的な取り組みが、数日のうちに並んで存在しているという現実は、私たちにとって非常に考えさせられるものです。
しかし、マイクロソフトは Windows 10 ユーザーに対して、新しいハードウェアの購入を強く促しています。実際、同社は全画面通知という形で、ユーザーの画面に新しい PC の購入を勧める広告を表示しています。しかも、それは Windows 11 にアップグレード可能なコンピューターに対しても行われているのです。このような戦略は、数億台にも及ぶ新しいデバイスの製造・輸送を意味し、環境への負担としては非常に大きなものになります。ハードウェアの製造だけでも膨大なエネルギーを消費し、気候への影響も著しいものがあります。しかも、まだ正常に動作するデバイスが廃棄されるのであれば、それはまさに最大級の無駄と言えるでしょう。
一方、Linux を選択すると、これまでできなかったすべてのものを手に入れることができます。毎日の使用に必要な機能があり、同じ機械を何十年も使用し続けることができます。仕事、会社経営、接続、リラックスなど使用用途に関係なく、Linux に同梱されているソフトウェアは美しく、非常に高速で、使いやすく、常に あなたのコントロール下にあります。Linux に関する懸念のほとんどは、今では時代遅れか根拠のないものである Windows 10 のサポート終了日以降もシステムは安全に保たれます。費用はかかりません。
End Of 10 キャンペーンでは、Linux にアップグレードする 5 つの理由を挙げています。
- 新しいハードウェアもライセンス費用も不要
新しいノートパソコンは高額ですが、Linux オペレーティングシステムの中には無料で利用できるものがいくつかあります。ソフトウェアアップデートも永久に無料です。もちろん、寄付でサポートしていただくことも可能です! - 強化されたプライバシー
Windows には多くの広告とスパイウェアが付属しています。これにより、コンピューターの動作が遅くなり、企業がユーザーをスパイできるようになり、電気代も増加します。 - 地球に優しい
コンピューターの製造は、そのライフサイクル全体における二酸化炭素排出量の75%以上を占めています。デバイスを長く使い続けることは、排出量を削減する非常に効果的な方法です。Linux オペレーティングシステムを使用すれば、デバイスをより長く使い続けることができます。 - コミュニティと専門家によるサポート
地元のリペアカフェや、独立した専門サービス、コンピューターショップなどが、あなたをサポートします。オンラインフォーラムでもサポートを利用できます。 - より優れたユーザーコントロール
Linux はソフトウェアの4つの自由をあなたに与えます。あなたは望む限り、プログラムを自由に使用、研究、共有、そして改善することができます。あなたは自分のデバイスをコントロールできます。
ゲーマーの方なら、こんな疑問を持つかもしれません。「Linux でもゲームはできるの?」答えは「はい、できます」。しかも、これまでになく簡単です。現在では、数千本もの人気の AAA タイトルが Linux 上でも問題なく動作しており、多くの場合、特に古めのハードウェアでは、Windows と同等、あるいはそれ以上のパフォーマンスを発揮することさえあります。Linux でのゲームプレイは、かつてのようなマニア向けの選択肢ではなく、現実的で魅力的な選択肢となっています。
このキャンペーンを支持する自由・オープンソースソフトウェア (FOSS) および修理関連団体の数は増え続けています。以下のような団体がその一例です:
- anstiftung
- Associazione LibreItalia
- Computertruhe e.V.
- Debian
- /e/ Foundation
- EU OS
- FOSS United Foundation
- Free Software Foundation Europe
- GNOME 財団
- iFixit
- Italian Linux Society
- KDE e.V.
- KDE España
- Kubuntu Focus
- Nextcloud
- openSUSE
- Open Source Initiative
- Repair Cafe International
- Right To Repair Europe
- Runder Tisch Reparatur
- Software Freedom Conservancy
- The Document Foundation
- Zorin OS
「The End Of 10」キャンペーンは、2024年11月に南チロル自由ソフトウェア会議で始まり、以来多くの新たな協力者を惹きつけています。このキャンペーンは、情熱的で献身的なチームの貢献によって実現しています。チームの詳細については、こちらをご覧ください:
すでに Windows がプリインストールされた新しいコンピューターを購入したけれど、代わりに Linux をインストールしたい場合はどうなるのでしょうか?たとえ Linux や別の OS を使いたくても、実際には使わない Windows の料金を支払っていることになります。これは不公平であり、多くの場合、透明性もありません。「Refund4Freedom (リファンド・フォー・フリーダム)」は、ヨーロッパ自由ソフトウェア財団 (Free Software Foundation Europe) による取り組みで、消費者がオペレーティングシステムを自由に選択する権利、そして使わないプリインストールソフトウェア (特に Microsoft Windows) に対して返金を受ける権利を守ることを目的としています。この Refund4Freedom キャンペーンは、5月29日に開始され、不要なソフトウェアに対する返金を求めるユーザーを支援します。まずはイタリアに焦点を当てていますが、今後、他の地域にも展開される予定です。詳しくはこちらをご覧ください:
将来のハードウェアで、好きなソフトウェアを自由にインストールできるようにしたいですか?結局のところ、それはあなた自身のハードウェアなのですから。「デバイス・ニュートラリティ (Device Neutrality)」は、Free Software Foundation Europe (ヨーロッパ自由ソフトウェア財団) による取り組みで、ユーザーがソフトウェアの「門番」を回避し、自由かつ差別のない形で、自由・オープンソースソフトウェアを含むあらゆるソフトウェアを自分のデバイスで使えるようにすることを目指しています。詳しくはこちらをご覧ください: